リヤサス交換【3】

…引っ張ってスイマセン(^^;
今までの足回りが意外と好評価だったため、嬉しくなってみなさんの参考になるかと思い、つらつらと書いてしまいました。
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スプリング交換はサスを丸ごと交換するよりはリーズナブルに済むので、乗り味の改善例として参考になれば幸いです(^o^)
さて、試乗を踏まえていよいよオーリンズへの交換です。
箱から製品を取り出したGセンスの舟橋さん。すると、あるところに注目して考え込んでいるじゃないですか。

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オーリンズに限らず、車種専用のリヤショックは出荷時に推奨セッティングが施されています。具体的には自由長、スプリングレート、プリロード、減衰のクリック数など。オーリンズの場合は付属の説明書に数値が記載してあります。

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それを見て舟橋さんは
「スプリングのレートが高いかもしれない」

舟橋さん曰く、これらのセッティングライダーの体格、乗り方、走るステージ、カスタム内容、個体差などによって微妙に異なってくるそうです。極端に言うとマフラーやブレーキパッドを交換しただけでも変わってくることがあるとか。

「同じ車種でも1台ごとに異なることは珍しくないんです。だからウチでは可能な限り試乗をして決めていきます」
それがGセンス流で、ユーザーの評価が高い理由の一つ。
そこに私も期待しているわけです。

先にお断りしますが、このブログでは変更後のスプリングレートやプリロード、クリック数など具体的な数値は記載しません。理由の一つは1台ごとに異なるセットが他車で有効だとは限らないからです。ただでさえスモールデュークは個体差があるし、ウチの390DUKEでは変な改造を多々してあるし(笑)。
さらに言うと、その数値を出すことがGセンスさんの商売です。ですのでメーカー設定値よりもプラスかマイナスか程度の記載だけで進めます。読んでいただいている方には申し訳ないのですが、ご理解いただけると幸いです。

話を戻すと、オーリンズが設定したスプリング(メーカーの基準、ポリシーに沿ってテストされ決定されたもの)では私の変にイジった(笑)390DUKEにはやや硬い。そこで感触が良かったKTM神戸さんスプリングを参考にして、出荷時に装着されていたものよりレートが低いものに交換しました。

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専用工具を使ってスプリングを交換してくれるGセンスの藤井さん。彼もYZF-R25JP250に参戦するライダー。

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その際、エンドアイを外してシリコン製のストロークセンサーを付けてくれました(^^)

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ノーマルを外して

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全長などを採寸。

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そしてセットを変更したオーリンズに交換。
黄色いスプリングと金のリザーバータンクが新鮮ですね〜(^o^)

取り付けた車両を舟橋さんが試乗。
それを何度か繰り返して絞り込んでいきます。
Gセンスにはスプリング何種類もストックしてあるので、その場で調整できる範囲が広い。それも足回り専門ショップのメリットと言えるでしょう。

この時、一番重視することは何でしょうと聞いたところ
「スプリングレートが適正かどうかですね。スプリングが決まらないとプリロードや減衰は詰められませんから。スプリングが決まれば、あとのセットアップもスムーズに行きます」

数回の交換・試乗の結果、スプリングレート(標準よりも意外と低くなりました)が決まり、その後、プリロードや減衰などもセットアップされました。
しかしそれはあくまでも街乗り仕様。「街もサーキットも快適に走りたい」という私の超ワガママな要望に応えるべく、舟橋さんはセッティングシートを作成してくれました。

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これはGセンスでセットアップしてもらったときに必ずもらえる診断書です。注目のところ。街乗りのクリック数サーキット走行用のクリック数を出してくれているのです。(圧側は街乗りでは標準より多めに戻し、サーキットでは戻し数を減らしています。伸び側はどちらも戻し数を減らしています)

また備考欄にフロントフォークのお勧めセッティングも記載してあります。まさに至れり尽くせり。ありがたいですねぇ(^^)

「あくまでこれはスタート点です。プリロードや車高も含め、ここから調整してみてください」

了解しました!
近々、サーキットでの練習走行があるので試してみます!
と元気に返事し、390DUKEに乗って店を出ました(^o^)

実走インプレは次の更新で!

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