スリッパークラッチに交換して数日後、KTM川崎中央の野崎さんが「新型ではこのパーツも変わってました」と教えてくれたのが
このレバー(クラッチレリーズ)とクラッチワイヤーを固定しているブラケット。クラッチ操作が軽くなる方向に長さが変わっていているとのこと。価格も安い(レリーズ:770円/ブラケット:259円)のですぐに取り寄せてもらいました。
簡単に交換できたので、スリッパークラッチ交換の仕上げとしてご紹介します(^o^)
交換するパーツはこの2つ。
これは外した旧タイプです。…スイマセン、新しいパーツの単体写真を取り忘れてしまいました…(^^;
ちなみに新旧を比較すると
レリーズはアームの長さが違い、カタチが角ばってます。
テコの原理を考えるとわずかに長い新しいほうが軽くなりますね。ただ理屈ではストロークが伸びるので、それがどう影響するか興味があります(^^)
ブラケットはクラッチワイヤーを適正な位置にセットするための変更と考えてよいでしょう。
交換作業はいたって簡単。特殊工具も必要ありません。
まずクラッチワイヤーをレリーズから外します。
クラッチワイヤーの脱落を防止しているレリーズの爪を細身のマイナスドライバーなどを使って起こします。
ブラケットを固定しているボルトを外して(先に外しちゃったけどw)レリーズからワイヤーを外します。
フリーになったレリーズをグルっと写真の位置まで回すと上に引き抜きけます。
周囲を清掃してリターンスプリングを移した新型のレリーズを差し込みます。
※この時、私はレリーズの軸にオイル(手元にあったRISEさんのSLFC:チェーンオイルとして使っていますが、金属面全般にも有効でアチコチに使ってますw)を薄く塗布しました。
ブラケットも新しいモノに交換して遊びを調節し、ワイヤーのボルトを固定します。
写真で見ると微妙な差ですが、クラッチ操作が軽くなる効果は実感できました!
対して、ストロークの長さは体感できるほどではありませんでした。気持ち半クラッチがやりやすくなったかな、という感じはありますが、ネガな点はまったくありません。
ここでピンときた人もいるかと思います。
「このレリーズとブラケットの交換だけで15年以前の390DUKEと15年のRC390のクラッチ操作を軽くできるのではないか」と。
理屈から言うとできるはずです。しかも約1,000円という安価で。
近々、KTM川崎中央でもテストする予定だそうですので、結果がわかったら掲載します!
この記事を拝見してスリッパークラッチ装着導入を関西では老舗のKTMディーラーに問合わせしたところ一部の純正部品が(どこだか教えてはもらえませんでしたが)日本には現在入らないとのことで今のところ保留中で問い合わせは多数ありますが先には進めないとの回答。横田さんの主治医の川崎さんではすんなり取り付けされているようですが(前回のU4記事では仮組みとのことでやはりと思いましたが)完全に今回は組まれたのでしょうか?
☆宮もんさん
書き込みありがとうございます!
私の390DUKEは誌面撮影用の仮組みのあとすぐに本組みを行いまして、すでに2ヶ月、約1,500kmほど走行しています。その間、特に問題はありません。
宮もんさんの近くのディーラーでは「一部の純正部品が手に入らない」とのことですが、私の記事の赤文字で書かれているクラッチスプリングを固定しているボルトという可能性もあります。私が川崎中央さんで組み付けてもらったとき、メカの方が純正で届いたボルトの形状がおかしいのではないかと考え代わりに他社のボルトを加工したものを使ってくれました。(現在まで特に異常は起きていません)その後、その件をメーカーにフィードバックしたと聞きましたから、対策のボルトを準備している最中なのかもしれません。(当時、そのボルトがバックオーダー扱いになったと聞きました)
また今度、川崎中央に行ったときに詳細を聞いてみて、教えてもらえるようなら再度書き込みします。
せっかくのスリッパークラッチ、はやくパーツが揃うようになるといいですよね!!
横田様
問い合わせしたところと言うか問いただしたところやはり赤文字のところでした!(笑)純正を使用しないとダメみたいで・・このボルト日本未発売らしく当分待たなくてはいけないようで~(泣)取りあえずレリーズレバーを変えて様子見てみま~す。スリッパーなしでレバーのみ変えたインプレは装着後、コメント致しますのでお待ち願います。
☆宮もんさん
やはりそうでしたか! 確認していただいてありがとうございます。
確かにあのボルトはスリッパークラッチの要でもあるので、安易な流用は危険だと思われます。私も川崎中央さんが長きに渡って培ってきた過去のレース経験などから「大丈夫だろう」と判断した部品を、こちらも納得した上で使っていますが、本来であればそちらのショップがおっしゃるように、純正パーツの販売を待っての装着が望ましいはずです(万一何かあった時に問題になってしまいますからねぇ)。
何にしても早く販売して欲しい部品ですよね! 全国数万人(笑)の390DUKEユーザーが待ちわびているでしょうから。。。
レリーズバー交換でのインプレッション、教えていただけると嬉しいです!
今後ともよろしくお願いします〜(^o^)
レリーズレバー交換は200dukeでも同じ様に出来るのでしょうか?又純正品の取り寄せで良いんですかね、出来れば部品番号知りたいです。
☆duke4410さま
確認は取れていませんが、390DUKEと200DUKEではクランクケースの大きさが異なるので、レリーズの互換性がない可能性があります。
スモールデュークシリーズは390と250が同じクランクケースサイズで大きく、125と200が同じクランクケースで一回り小さいと聞いていますので…。
今度、念のために確認してみようと思います。390DUKE(スリッパークラッチ無し)のクラッチレリーズと200のクラッチレリーズが同じ品番であれば使える可能性があるのですから。部品番号も調べてきます!!
横田様、返答ありがとうございます、よろしくお願いします。色々と試して永く乗りたいんですよね。1年程乗っていますが、毎回飽きないんです。
☆duke4410さん
そうですか! 共感します(^^)
私も仕事柄、色々なバイクに乗せていただいていますが、その中でも本当に「楽しい!」と言い切れるバイクです(^o^)
しかもサイズ感といい、パワー感といい、今の自分の感性にピッタリ合う感じなんです。
走行距離もまもなく3万キロになろうとしていますが、全然飽きないんです。相性がピッタリなんですね〜♪
duke4410さんも末永く楽しんでください!
横田様
本日大晦日にレリーズレバーを交換いたしました!
スリッパークラッチなしのモデルにレバーのみの交換
のインプレッションです。
レバーとホルダー交換はものの10分で完了!
ワイヤーの調整をしてクラッチレバーを握ってみると
おー軽い!(第一印象)
エンジンを暖機し再度握ってみると(?ん?)
あんまり変わらない印象・・・
結論は替えたことによるお呪い程度の効果しか感じなかった
印象です。う~ん残念!!
やはりスリッパークラッチともに交換の方がベストかも。
ボルトは未だ販売未定とのことです。
3日に南紀和歌山耐寒ツーリングに行きますので詳細はまたご報告いたします!
☆宮もんさん
報告、ありがとうございます!
レリーズの交換だけでは大きな差は感じませんでしたか。
理屈の上では軽くなるはずですが、体感できるほどではなかったようですね(^^;
やはりスリッパークラッチ一式交換のほうが軽さは実感できるかと。
…といっても、2015年モデルと同じになるだけなんですが(笑)
ツーリングでのインプレも楽しみにしています!
それでは、良いお年をお迎えください!
そして楽しいツーリングになることをお祈りしています〜(^o^)
横田様
あけましておめでとうございます!
レバー交換後のインプレです。
息子(CBR250R)と友人(ゼファー750)と3台で和歌山~日の岬~龍神と400kmほど走破して参りましたが交換前と比べ少し楽になっているかと思います。
気温も20度とほんまに1月か!という気候で峠も春先のような走りやすい状態でいつもの冬の峠のように路面とにらめっこのだら~と流して走ることもなくガンガンギアチェンジを繰り返し走れ無事帰還いたしました!交換前は4~500Kmも走ると左手に疲れが出ていましたが今回はそれがあまりないように思います。よって劇的には変わりませんが交換はあり!と思います。安い部品ですし交換も自分で出来る部品ですから試してみるのも吉かもです!それと気になったのが今回取り寄せたレバーとステーですが表面処理があまりにも悪く(さすがインド製?)今度機会があれば外してKTM東海様から販売のオレンジスプレー(KTM純正色に近いスプレー)があるのでステーのみペイントしようと思います。◆余談ですが・・
しかし昨年購入してはや1年横田様には及びませんが8000Kmになろうとしていますが横田様同様390DUKEはあきませんねぇ~CBR600RR(PC40)から乗り換えいたした。峠での絶対スピード域は比較になりませんが全開出来るので乗り切っているというか支配下におけるというか、いや~最高です。私もこれまで数十台乗り継いできましたがノア・セレンさんの特集でもありますが1位は390DUKE!2位は10年乗ったホンダのAX-1と思います!これからもU4の和歌山利宏さんになってくださいネ!
☆宮もんさま
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします(^^)
詳しいインプレありがとうございます。とても参考になります!
やはりレリーズレバーの交換だけでも少しは効果がありそうですね!長い距離を走って感じられたというリアルな情報が嬉しいです(^^)
390DUKEは大排気量車と違い、ペースを上げる時はギヤチェンジの頻度が増えるので、少しでもクラッチ操作が軽いと負担が減ってイイですからね。
仕上げに関してはその他のパーツ同様、といったところでしょうか。国産車のレベルで見るとやや心もとないです(^^;
もしレリーズレバーを外す機会がありましたら、シャフト部分を「ピカール」のような金属磨き剤で磨き上げて、組み立てるときに良質なオイル(もしくは低粘度のグリス)を塗布してみてください。
少しでも動きをスムーズにする方向にすると良いのでは、と言われたので近々私もやってみる予定です(^^)
私も150kmほど初乗りしてきました。
総走行距離も3万キロを超えましたが、390DUKEはいまだに乗っていて楽しいです(^^)
宮もんさんの仰るとおり、アクセルを開け開けで走れるのは最高に気分がイイですよね!
今年もお互いに安全運転で390DUKEライフを楽しみましょう〜(^o^)/
横田様こんにちは!
前述クラッチレリーズが200に使用可能かの情報の件ですが その後お分かりになった事は御座いますか?
☆KOさま
スイマセン、返事が遅れてしまいました。
返答したと思っていたのですが、完全に抜けていました。
誠に申し訳ありませんm(__)m
お返事ですが、390のクラッチレリーズを200(125も)に流用することはできないようです。
というのも200と390はエンジンブロックのサイズが異なるのです。
具体的に言うと125と200が共通の小型のクランクケースを使用していて、250と390は一回り大きなクランクケースを使っているのです。
そのためカバーの形状が異なるので流用できないのです。
※同じ理由で250、390のスリッパークラッチを125、200に装着することもできません。
以上、参考になれば幸いです。
返事が遅くなって誠に申し訳ありません。
今後とも楽しいKTMライフを送りましょう!