KTM・オレンジショップの中でもロードレースに強いKTM川崎中央が製作したRC390ベースのレーサー(KTM390カップ参戦車)を紹介します!
これがメチャクチャカッコイイ!
ブラックの外観が、MotoGPでシーズン前に走らせるプロトタイプみたいw
撮影したのは今年(2015年)の3月。半年ほど前ですが、現在でもココまでしっかり手が入ったRC390は少ないと思われます。
KTM390カップ with METZELER参戦車の中でもトップクラスでしょう。逆に言えばノーマルクラスならココまでイジれます。
【REAR】
レーサーなのでヘッドライトやバックミラーはありません。パワーパーツ・ウインドスクリーン“RACING BUBBLE”にカーボンステッカーを張って装着しています。
フロントブレーキはパワーパーツ・ウェーブブレーキディスクを装備。ノーマルと外径は同じながら軽量で熱にも強いフローティングタイプです。パッドはパワーパーツのブレンボ製。これが1枚6,000円ちょっとという不思議な価格設定。そう、1キャリパーに2枚必要なので1台分で1万2,000円強するんですねぇ(笑)
レース用シングルシートもパワーパーツ製。体重移動しやすい形状で、着座位置にはシートラバー(シングルシートに付属)がはられています。
アンダーカウルもパワーパーツ製。商品名はファイバーグラスエンジンアンダーフェアリング。エンジンには転倒時の保護を目的としたR&G製のカバーが装着されています。
ちなみにエンジンは一度完全にバラし、メカニックが各部をチェックしながら組み直してあります。それだけで吹け上がりが良くなり、パワーアップするとのこと。どんな量産車のエンジンでも、腕の良いメカニックがバランスを取りながら正確に組み上げるとパフォーマンスが上がります。大量生産品なのである程度は仕方ないのですが、スモールDUKEやRCは生産国が…なせいか、日本生産品に比べて個体差が大きいようなんです。
いつも「やりませんか? 速くなりますよ(^^)」と言われるのですが、興味はあっても先立つモノが…(^^;
でもいつかやってみたいメニューですね。。。
パワーパーツ・アジャスタブルステップセットは3段階に位置調節が可能となっています。間もなくスモールDUKEシリーズ用と同様のKTM川崎中央のオリジナルステップも完成するとか。
スプロケットはISA。チェーンはRK。…だったはずww
スプロケットガードはファイバーワークス製。スモールDUKEシリーズと共通です。
スタイリッシュなレース用のアップタイプ・マフラーはワンオフ品。これはカッコいいなぁ。。。
ブレーキ&クラッチレバーはパワーパーツ・フォールディングレバーに変更。レバーの距離を調節でき、万一の転倒時にもレバーの破損を防ぐ可倒式。グリップはCBR600RRなどに使われているホンダ純正のロッシタイプグリップ(参考)。ワイヤリングが施されているあたりもレーシーですねぇ。
カスタムの内容・レーサーの製作・サーキット走行やレース参戦などに興味がある方は、KTM川崎中央にお問い合わせを!
相談に乗ってくれますよん(^^)
【業務連絡】吉井店長、野崎サン、丸投げスンマセンww
RC390で来年レースを考えていますが、車両取得価格以外に
レース車両をセットアップする費用を参考迄に伺いたい。
レース経験者で簡単な作業は可能。
別途費用としてエンジンの再組立て費用(リヤサス・バックステップ等)も知りたい。
宜しければ、お知らせ下さい!
☆水野さま
書き込みありがとうございます!
RC390でレース参戦ですか! そのための質問をしてくださるなんて嬉しいです(^^)
分かる範囲でお答えしたいのですが、まずはどんなカテゴリーのレースに参戦するかによってマシンのモディファイ度が異なってくると思います。
例えば、私が今年参戦したKTM390カップでは2つのカテゴリがあります。
「ストッククラス」と「ノーマルクラス」です。
実はこの名前が分かりにくい。言い方変えようよ、と主催者に言っちゃったくらいです(笑)
「ストッククラス」は新車で購入した状態で、一切のパーツ交換が認められません。
レギュレーションでは「完全ノーマル車であること。スプロケットの交換は認められるが、その他の部品の交換は認められない。スプロケットを除くパワーパーツの装着も認められない。 ただし、オイルキャッチを目的とするアンダートレイ、スプロケットガードなど、各サーキットが車両規則に定める安全性向上のためのパーツの取り付けを、強く推奨する。 追記:車両保護を目的とするクラッシュパッドやスライダーに限って使用が認められる(クラッシュバーの使用は認められない)」となっています。
「ノーマルクラス」は指定範囲内のパーツ交換ができます。
例えばリヤサスペンション、ハンドルバー、ブレーキ&クラッチレバー、ステップ、マフラー、ホイールなど。
※詳しくはこちらを参考にしてください。
ゆえにどのクラスに出るかによって費用は変わってきます。
それこそストッククラスなら車両代のみですから(^^;
ノーマルクラス(これだけ交換できてどこがノーマルだっ!て感じなんですがww)もどこまで換えるかによって変わってきます。
ちなみに私がつけているステップキットは(DUKE用ですが)6万5,000円(税抜)です。
リヤサスはオーリンズなら9万1,800円(税込み・DUKE用でRCは?、プリロード、伸び側減衰力調整のみ?)、フルアジャスタブルのWPなら16万8,000円(税抜き)です。
ちなみに筑波サーキットのオレンジフェスティバルで優勝したマシンはWPを付けていました。
エンジンの再組み立て費用は、私はやっていないのでわかりません。
今度KTM川崎中央に行った時に聞いてきますので少々お待ちください。
中途半端な返信でスイマセン。
コレを書き込んでいて思ったのですが、せっかくなのでKTM390カップに関してまとめて記事にしてみようと思いました。
ガンバってみますので少々お待ちください!