KTMの純正パーツにバックプレッシャーバルブというものがあります。
ピストンが上下する際、クランクケース内にある空気が抵抗となって動きに影響を与えてしまうことがあるのですが、一方通行のワンウェイバルブによってクランクケース内を減圧し、抵抗を減らそうというものです。
言葉では分かりにくいかもしれませんが「内圧コントロールバルブ」でググると似たようなシステムの詳しい解説に行き当たると思います(他人任せww)。
同時にインプレも多数ヒットすると思いますが、読んでみるとその体感度合いは千差万別。取り付けるバイクの排気量や気筒数によっても効果は異なりますし、その人のスキル(経験値)によっても感じられる印象は違ってきます(ネット情報の特徴ですが)。私は所有している525EXC-Rモタードに取り付けたときに良いフィーリングが得られたので、390DUKEにも装着しようと思った次第です。
※一般にバックプレッシャーバルブは多気筒より単気筒エンジン、しかも排気量が大きい方が効果があると言われています。
しかし今まで取り付けていなかったのはナゼか。
実は当初「375cc単気筒なら効果はあまり感じられないかも」と勝手に思い、そのまますっかり存在を忘れていたのですw
しかし筑波サーキットでのレース直前にふと思い出し「少しでも効果があるなら」と神頼み的な気持ちで付けました。
はい、切羽詰まってましたww
前置きが長い!w
KTM純正のバックプレッシャーバルブはこんなモノです↓
空気が一方通行で流れる構造です。
アフターパーツのモノはかなり複雑な(高度な)作りをしているものもありますが、KTM純正はボールとスプリングで制御されているシンプルな構造。価格もお安い(3,876円)ので、他車で流用されることも多いようです。
取り付けるのはクランクケースとエアクリーナーをつないでいるゴムホース(ブリーザーホース)の中間です。
具体的にはココ↓
ブリーザーホースを外し、バックプレッシャーバルブと同じ長さ(約18mm)をカット。そこにバックプレッシャーバルブを挟み込んで両側をバンドで締めてから元に戻すだけの簡単取り付け。(といってもほかの作業と同時にKTM川崎中央の野崎さんにやってもらったんですがww)
向きにだけ注意すればそう難しいものではないかと思います。(逆向きに付けるとクランクケースにどんどん空気が入って内圧が高まり…いつかブローしますww)
ただし付属のバンド↓は特殊な工具がないと使えません。
また再利用もできないので市販のホース用金属バンド↓を使っても良いかと思います。
ちなみに、さまざまな径のバンドを自作できるこんな便利グッズもあります。
これ、サンデーメカニックはワンセット持っているとイザというときに役に立ちます。(私も持っていますww)
125/200DUKEはこれだけでイイんですが、390DUKEはエアクリーナーボックスに行くブリーザーホースがもう1本(シリンダーヘッドからエアクリーナーボックスへ)あります。そちらもバックプレッシャーバルブの前につなぐか、メクラ栓をしないと効果がないという話もあるので、とりあえずお手軽に外からタイラップバンドで思いっきり締めて流量制限してみましたww
ここは効果があるようなら、後ほどちゃんと塞ぐようにします。
取り付けは以上です。
装着後のフィーリングは…長くなるので次の投稿で!
この記事を見て当方も装着を考えましたがいつもお世話になっている西日本唯一老舗のKTMのメカの方に聞いたところ390にたまに付ける人もいますが効果は劇的に変わるのを望むならやめといた方が良いかも?でした。690はエンジンに初めから付いているそうでメーカーは390には必要なしとの見解。それと2個付ける必要はないとのことエアークリーな側は何もせずそのままで良いそうです~
☆宮本さま
返信遅くなって申し訳ありません!
メカの方の話も一理ありますね〜。「劇的に」変化することを期待していると「アレ?」と思うこともあるかと思います。過去の経験からも体感具合は人によってマチマチですし、体感できても「必要ない」って人もいますし(笑)。こればっかりは好みでしょうか。私はあったほうが自分にとってイイ感じなので付けていますが(^^)
確かに2個付ける必要はなさそうですね。エアクリーナー側についての情報もありがとうございます!
まぁコスト的にも低いカスタマイズなので色々と試してみようと思います〜(^o^)/
商品番号は、変わってないでしょうか?変化していたら新規商品番号を、教えてください。
☆金澤さま
今更で申し訳ありません(汗)
もう必要ない情報かもしれませんが、番号が変わったと言う話は聞いていません。
念のために販売店さんで確認してみてください!
よろしくお願いいたします。