我が390DUKEの走行距離は2万7,000kmオーバー。
普段の足(これがメイン)からロングツーリング、サーキット走行など、いろいろ使ってます。
KTMに限らず、外車に対する心配事のひとつが耐久性。
KTMは比較的丈夫だと聞いていましたが、インド生産のスモールデュークシリーズはどうなんだろう? という疑問はありました。(細部の作りには心もとない部分もあるしねぇw)
今回、クラッチ板の消耗具合をチェックしたので状況をアップします!
そもそもクラッチってどのくらいで交換するっけ?
過去のバイク歴を思い起こしてみても、クラッチを交換した記憶ってあまりないんですよねぇ。5年ほど乗っていたリッターバイクでも交換しなかったもんなぁ。国産車ではそれが当たり前ですかね。仲間内でも古いリッターバイクや、ガンガンに走り込んでいた2ストレプリカ以外、あまり聞かなかった気がします。
さて我が390DUKEクンは走行距離2万7,000kmオーバー。
国産車ならクラッチを気にする距離じゃないですね。
実際、滑るような感触はありません。むしろ絶コーチョーですww
クラッチはどんな感じなんでしょ??
カバーボルトを緩めて…
クラッチカバーの周囲をプラスチックハンマーで軽く叩き、ガスケットの固着を緩めてクラッチカバーを外し
5本のクラッチスプリング固定ボルトを緩めてスプリングとクラッチカバーを外して
現在の厚みは約35.3mm。
35mmを切ったら交換とのこと。
まだ平気ですね。
ちなみに新品状態では約36mmだそうです。
今までの調子(街乗り+サーキットときどきレース)で乗り続けた場合、超単純計算では3万8,000km以上は持つことになります。(あくまで単純計算の場合)
これを見る限り390DUKEのクラッチが他社のバイクに比べて極端に弱いということはないようです。(街乗りだけならもっと持つでしょうから、むしろ丈夫かも)
※250DUKE/RC250は390DUKEと同じクラッチ板を使っているのでパワーが低い分もっと持つと考えられます。
※125/200DUKE、RC125はクラッチ自体が異なるので、そのままこの数値が当てはまるわけではありません。
クラッチの減りは乗り方によって大きく変わります。
一番減るのは半クラッチを多用したときです。
半クラを使う時間が長ければ長いほど早く減ります。
回転を上げながらの急発進や、重い荷物を積んだりタンデムをよくする人は必然的に半クラの使用頻度が高くなります。
またクラッチワイヤーが引っ張られていてレバーの遊びがなく、レバーを離してもクラッチが完全につながらず、わずかに半クラのまま走ってしまう(それを防ぐためにレバーには遊びが必要なんです)など物理的な理由でクラッチを痛めてしまうこともあります。
またレーサーなど高回転域を使う時間が長い場合も通常より早く減ります。
なので、中には1万km走る前にクラッチが滑り始めるという人もいるようです。(KTMに限らない)
ですので
・クラッチレバーの遊びを作り、レバーを離したときにクラッチ板が完全につながるように整備する。
・発進時など半クラッチを使う場合も必要最小限にし、動き出したら早めに完全につなげる。
以上に気を付ければクラッチを長持ちさせられますので、参考にしてください!